ジム・ロジャーズ流の投資とは

世界三代投資家と称される、ジム・ロジャース氏がロイターのインタビューに答えて、日本株や投資スタンスについて語っています。結構彼の言葉は基本に忠実、中長期的に大きな流れをつかむのに、的確なアドバイスをしてくれるので、いつも注目して読んでいます。

昨日も、大規模金融緩和策継続という、日銀の発表を受けて、日経平均は上昇していますが、金融緩和、すなわち政府がお金を沢山刷る、という時には必ず株は上がると言われています。そんな中、ジムはインタビューの中で、このまま金融緩和が続くのだから日経平均株価は2倍になってもおかしくないと話していました。

株を持っている人は儲かるが、、ただ長期的には世界の経済にとっても、日本にとっても良いことではないとも言っています。

そして必ずいつか、日本株は全て売るとも言っています。

一方、アメリカの株価は連日最高値更新、

こんな時はジムは、買わないといっています。市場が熱狂している時には興味はないと。彼の投資スタンスは、今流行っているものではなく、割安なもの、あるいは市場が飽きてしまい、見向きもしなくなったが、堅実に将来必要とされてくるものを作っていたり、肯定的な変革が見込める株を見つけること。そんな投資を得意としています。

そんな会社の一つを最近買ったと、インタビューの中で語ってます。

ご興味のある方は、ロイターの5月16日のインタビュー動画をご覧になってみてくださいね。

要点をまとめると、日本株はまだ割安、しばらく上げる、アメリカは一部の株が大きく上昇して引っ張っているが多くの株価は実は上がっていない、USD高もしばらくは継続、しかしどこかで大きなつけがまわってきかねない、中長期的には注意が必要。注目しているのはロシア、今みんなが嫌っている、しかし広大な国土と資源を持つロシアと、多くの国は通商をもちたがっている。

 

ジムは、日本の政策に対して、様々な取材や記事のなかで物申しておられます。

インフレも、安倍さんが言ってるように2%でコントロールができるわけはなく、どこかで、ハイパーインフレを起こしかねないとも言っています。

確かに金融緩和、我々庶民にはツケが回ってくるだけになりかねませんね。

*こちら投資の助言ではありません。投資される方は自己責任でお願いします。