介護報酬引き下げ

政府は11日の閣僚折衝で、介護サービスの価格の基準となる介護報酬を2015年度から2.27%下げることを正式に決めた。9年ぶりのマイナス改定。

内容を読んでいくと、介護職員の給料は1.65%上げて、介護サービスの単価は4.48%下げて、儲けが出る特別養護老人ホームやデイサービスは、サービスに払われる介護報酬を大幅に下げると言ってます。特養ホームには1施設平均3億円の余剰金があるから、それを賃上げに活用してもらうと。

そうしないと介護需要が大きくなるので介護保険料の国民負担が15%も上がりますよと試算。

私も経験があり介護の現場を知っているので、この発表にはがっかりします。とかく介護の質が、求められるのに、その財源はどんどん削られる。その上施設の努力で蓄えたお金は、体良く持っていかれるのか...

介護や医療のお世話にならずに自分で健康維持している人には、思い切った額の報酬を払うようにしたら良いのにと思う私です。例えば3年間一度も病院や介護保険を使わなかった人には30万円とかの金券をあげて、介護保険事業者である地方自治体が運営するお買い物サイトで地域の特産品などを買い物ができるとか。かわいい孫にあげても贈与税免除とか。そうして高齢者が元気になったら良いのにと思う...実は、ずいぶん前ですが、近隣の自治体で、これに近いことをしていたところがあります。介護度が4か5以上の認定を受けていて、生活の援助が必要な方を、自宅でご家族が介護していて、介護保険を全く使ってない方に確か60万円位が支払われるといいうものでした。ご主人の入浴を一人で頑張って介護していた私のクライアント様に、この事をお知らせして、えらく喜んでもらったことを思い出します。でも、すぐにこのルールはなくなりました。